se vensterが、個人の感想でもって「こころの映画」を紹介します。
『レイジング・ブル』
元ミドル級チャンピオンのジェイク・ラモッタの半生を、ロバート・デ・ニーロが「乗り移ってんのか?」ってくらい本人化してます。そのリアルさでラモッタの悲愴感、哀愁をビシビシかんじさせます。
迫力の試合シーンでは、実際のラモッタのようにファイター(ボクシングのスタイル)だったところまで見事に再現してます。頭をつけてのボディラッシュとか、前に出ながらの豪快なスイングなど、ここまでリアルなファイターは他のボクシング映画ではお目に掛かれないですね。
映像は一部除いて全編モノクロですが、その一部のホームビデオで撮った幸せそうなカラーのシーンが逆に印象的でした。そして、やっぱりモノクロのファイトシーンは凄い!カメラのフラッシュが効果的です。
ただ、この映画はボクシング映画というわけではなく、良くも悪くもラモッタの人間性を追った人生ドラマ。言うなればジェイク・de・ニーロ(意味不明)。
ラストの鏡の前で「フンッ、フンッ、フンッ、フンッ!」とシャドーをして気合いを入れるシーンが好きです。[06. 2003]
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